この記事では、初心者向けに国内外の株式投資について詳しく解説していきます。
株式投資とは何か、どのように始めるべきか、どの証券会社を選ぶべきかなど、疑問にお答えします。
目次
株式投資とは?
株式投資は、企業が発行する株式(株券)を購入し、その価格変動や配当金などから利益を得る投資方法です。
株主となることで、企業の一部の所有権(株主権)を持ち、経営に関する重要な事項に投票権を行使できます。
また、企業が利益を出した場合、その一部を配当金として受け取ることも可能です。
株式投資のメリットとデメリット
・長期的に見れば、他の金融商品よりも高いリターンが期待できる。
・個人の好みや目的に合わせて、様々な銘柄や市場から選択できる。
・株価や配当金などの情報が公開されており、透明性が高い。
・インターネットやスマートフォンを使って、いつでもどこでも取引できる。
株式投資のデメリット
・株価は経済や政治などの要因によって大きく変動するため、損失を出す可能性がある。
・取引手数料や税金などのコストがかかる。
・株式市場に関する知識や情報が必要であり、初心者にとってはハードルが高い。
国内?海外?株式投資の種類とは?
株式投資には、国内市場と海外市場の2つの主要なタイプがあります。
国内市場は日本国内で取引され、代表的なものに東京証券取引所(東証)や名古屋証券取引所(名証)があります。
一方、海外市場は日本国外で取引され、代表的なものにニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)があります。
国内市場と海外市場には以下の特徴と違いがあります:
国内市場
・取引は日本円で行われるため、為替リスクがない。
・日本の経済や政治などの要因に影響を受けやすい。
・日本の企業や業界に偏りがある。
・取引時間は9時から15時までと限られている。
海外市場
・取引は米ドルやユーロなど外国通貨で行われるため、為替リスクがある。
・世界の経済や政治などの要因に影響を受けやすい。
・多様な国や業界に分散されている。
・時差によって24時間取引できる。
どちらが良いか?
どちらに投資するかは、個人の目的やリスク許容度によって異なります。
一般的には、国内市場は安定性や信頼性が高く、海外市場は成長性や多様性が高いとされています。
また、両市場に投資することで、リスクを分散させることもできます。
株式投資の始め方
株式投資を始めるには、以下の手順が必要です:
1.証券会社を選ぶ:
証券会社は株式などの金融商品を売買する仲介業者です。手数料、サービス、信頼性などを考慮して選びましょう。
2.口座を開設する:
選んだ証券会社で口座を開設します。必要な書類と手続きに注意しましょう。
3.資金を入金する:
口座に資金を入金します。銀行振込や口座振替などの方法があります。
4.銘柄を選ぶ:
投資する銘柄を選びます。銘柄選びには慎重に情報収集しましょう。
5.注文を出す:
選んだ銘柄に対して注文を出し、取引を実行します。
6.取引を確認する:
取引が成立したら、取引内容を確認しましょう。
各ステップについて詳しく説明します
証券会社を選ぶ
証券会社とは、株式などの金融商品を売買する仲介業者のことです。
証券会社には、大手証券会社やネット証券会社など様々な種類があります。
証券会社を選ぶ際には、以下のようなポイントに注意してください。
・取引手数料や口座維持費などのコストが安いか
・取引できる金融商品や市場の種類が豊富か
・取引ツールや情報サービスなどの機能が充実しているか
・サポートや教育などのサービスが充実しているか
・信頼性や安全性が高いか
口座を開設する
証券会社を選んだら、次に口座を開設する必要があります。
口座開設には、以下のような書類や手続きが必要です。
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
・口座振替用の銀行口座(普通預金口座)
・インターネットで申し込む場合はメールアドレス
・口座開設申込書(オンラインまたは郵送で提出)
口座開設にかかる時間は、証券会社によって異なりますが、一般的には数日から数週間程度です。
資金を入金する
口座開設が完了したら、次に資金を入金する必要があります。
資金入金には、以下のような方法があります。
・銀行振込(インターネットバンキングやATMなどで行う)
・口座振替(証券会社と銀行口座を連携させて自動的に行う)
・現物株式の移管(他の証券会社から株式を移す場合)
資金入金にかかる時間は、方法や証券会社によって異なりますが、一般的には即日から数日程度です。
銘柄を選ぶ
資金入金が完了したら、次に投資する銘柄(株式の単位)を選ぶ必要があります。
銘柄選びには、以下のような方法があります。
・ファンダメンタルズ分析(企業の業績や財務などの基本的なデータを分析する)
・テクニカル分析(株価や出来高などの市場の動きを分析する)
・トレンド分析(市場の流れや注目度などの要因を分析する)
・自分の興味や関心のある業界や企業を選ぶ
銘柄選びには、証券会社が提供する情報サービスやツールを活用することができます。
例えば、以下のようなものがあります。
・株価やニュースなどのリアルタイム情報
・業界や企業のレポートや分析
・チャートや指標などのテクニカルツール
・ランキングやスクリーニングなどの検索ツール
銘柄選びには、自分の目的や期間、リスク許容度などに合わせて、慎重に行うことが重要です。
注文を出す
銘柄を決めたら、次に注文を出す必要があります。
注文とは、株式の売買を依頼することです。
注文には、以下のような種類があります。
・売買区分(買い注文か売り注文か)
・注文数量(株式の単位数)
・注文価格(株式の単位価格)
・注文条件(成行注文か指値注文か)
・注文期限(当日限りか週末までか)
注文を出すには、証券会社が提供する取引ツールやアプリを使います。
取引ツールやアプリでは、以下のような操作ができます。
・銘柄コードや名称で株式を検索する
・株価や出来高などの情報を確認する
・注文内容を入力して確認する
・注文ボタンを押して送信する
注文を出したら、証券会社がそれを受け付けて、株式市場に送ります。
株式市場では、売り手と買い手がマッチングして、取引が成立します。
取引が成立したら、証券会社からその旨の通知が届きます。
取引を確認する
取引が成立したら、次に取引内容を確認する必要があります。
取引内容には、以下のような情報が含まれます。
・取引日時(取引が成立した日時)
・取引数量(取引された株式の単位数)
・取引価格(取引された株式の単位価格)
・取引手数料(証券会社が取る手数料)
・税金(源泉徴収税や譲渡所得税など)
取引内容を確認するには、証券会社が提供する取引明細や口座残高などのサービスを使います。
取引明細や口座残高では、以下のような操作ができます。
・取引履歴や評価損益などの情報を確認する
・配当金や株主優待などの特典を確認する
・資金の出金や入金などの操作を行う
取引内容を確認することで、自分の投資状況や成果を把握することができます。
おすすめの証券会社
株式投資を始めるにあたって、証券会社の選び方は非常に重要です。
証券会社によって、取引手数料やサービス内容などが大きく異なります。
ここでは、初心者におすすめの証券会社を紹介します。
SBI証券
SBI証券は、国内最大級のネット証券会社で、株式や投資信託、FXなど多彩な商品を取り扱っています。
手数料は業界最安値水準で、初心者にも優しいサービスが充実しています。
例えば、株式投資の基礎知識や銘柄選びのコツを学べる「株式スクール」や、プロのアナリストが厳選した銘柄情報を提供する「SBIマーケットポイント」などがあります。
松井証券
松井証券は、ネット証券の草分け的存在で、株式や投資信託、FXなど幅広い商品を扱っています。
手数料は一律無料で、売買代金にかかわらずゼロ円です。
これは他のネット証券では見られない特徴で、コストを抑えたい初心者にもおすすめです。
また、豊富な情報サービスや分析ツールも用意されており、自分に合った投資スタイルを見つけることができます。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、FXやCFDなどの海外市場に強みを持つネット証券会社です。
FXでは世界最高水準の取引高を誇り、スプレッドや約定力も優れています。
CFDでは日経225や米国株など多種多様な商品を扱っており、少額から気軽に海外投資ができます。
また、初心者向けにFXやCFDの基礎から応用まで学べる「GMOクリック証券スクール」や、プロトレーダーが実践的なノウハウを伝授する「GMOクリック証券セミナー」なども開催しています。
SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券は、SBIグループの海外株式専門のネット証券会社です。
米国株や中国株など約20カ国・地域の約40万銘柄を取り扱っており、海外市場へのアクセスが非常に便利です。
手数料は業界最安値水準で、米国株は1株あたり5円(税抜)、中国株は1株あたり0.5元(税抜)です。
また、海外株式の情報や分析ツールも充実しており、初心者でも安心して海外投資ができます。
DMM.com証券
DMM.com証券は、DMMグループのネット証券会社で、株式や投資信託、FXなどを取り扱っています。
特にFXでは、業界最狭水準のスプレッドや高速約定システムが魅力です。
また、初心者にもわかりやすい情報サービスや教育コンテンツも充実しており、FXの基礎から応用まで学べます。
さらに、DMMグループの他のサービスと連携してポイントが貯まったり交換できたりするなど、お得な特典もあります。
注意点
株式投資を始める前に、以下の注意点を把握しておきましょう。
・株式投資はリスクが伴うもので、元本割れや損失を出す可能性があることを理解する。
・自分の目的や期間、リスク許容度に合わせて、適切な銘柄や市場を選ぶことが重要である。
・株式市場は経済や政治などの要因によって大きく変動するため、情報収集や分析を行うことが重要である。
・株式投資は自己責任で行うものであり、証券会社や情報に盲信せず、自分の判断で行うことが重要である。
・株式投資に関する法律や税制などのルールを把握し、違反やトラブルを避けることが重要である。
最後に
初心者向けに国内外の株式投資について解説しました。
株式投資はリスクとリターンがバランスの取れた金融商品であり、適切に行えば長期的に資産を増やすことができます。
しかし、株式投資には様々な知識や情報が必要であり、初心者にとっては難しい面もあります。
したがって、この記事が株式投資に興味のある方や始めたい方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。